2015年3月6日金曜日

モザイク模様





僕は建物のイメージデザインを考える時に
コンセプトというものを重要視しています。

じっくりと色々な角度から検証し、
コンセプトの核となるキーワードを探します。

たとえば1週間ほど前に竣工した集合住宅、
「扇町公園プライマリーワン」
こちらの建物のキーワードは「モザイク」
計画地の周辺は文字通り、庶民的なエリアも
高感度な人々が集まるエリアも
背中合わせになったり、複雑に入り乱れていたり。。
「モザイク模様」なのです。
そのイメージを建物で表現するとどうなるのか、
どんなプロセスでデザインしたらよいか悩みました。

ここに1枚の写真があります。
ランダムに穴が開いたスチールのパネルに
イタリアのパープル色の特殊なメタリック塗装を施してあります。
よく見ると、その大きさも形も異なる開口部の向こうには
これまた、異なる素材、カタチ、色あいのマテリアルが
並んでいます。
カメラマンが僕のコンセプトをよく理解して撮影してくれた写真ですが、
言いたいことをよく表現してくれている1枚だと思います。
ここで表現したかったこと、それは色々な層の人々が
一つの建物で生活をされるのですが、
人々は一見バラバラに見えるようでいて、何かまとまっているというか
建物がやさしく包み込んで、それぞれのライフスタイルに良い影響を
与えるといったらいいのでしょうか。。
「特別な存在感」というべきか、そのような目に見えぬ力を
内包している建物を計画したということです。



















先ほどの開口部に映り込むそれぞれのマテリアルは
実は下の複数の写真に表現されている素材なのです。
































































































複雑な素材や質感、色合いなどを使いながら
互いに喧嘩しないで、むしろ刺激しあって
いい影響を与えていく。。。
それがモザイクなのではないでしょうか。。。

このガラスタイルのように、ここで生活をスタートされる方々が
ライフスタイルも含め美しく輝いて欲しいと願うばかりです。

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