2015年3月3日火曜日

光と過ごす非日常空間



週末の天気が良い土曜日、
「削ぎ取られた風景」では竣工写真の撮り直しを行いました。

この建物の重要なコンセプトである
「光が作る非日常空間」を表現するに相応しい
写真が天候の不順で撮影チャンスを逃してたからです。

太陽の光は日々、時間とともに刻々と変化します。
その変化がこの住まいの表情を作っていくのですが、
その写真が撮れてなかったのです。

この時期、午前10時過ぎには階段ホールに写真のような
美しい光のハレーションが出現します。
これを逃すわけにはいきません。
カメラマンも必死で撮影してます。
シャッター音が階段吹き抜けに響き渡ります。


























































光が美しくまた楽しそうに遊んでくれます。
春から夏にかけてどのようなサプライズが
待ち構えているのか楽しみです。

青い空を見上げながら階段を上がってくると
廊下、リビングダイニングキッチンに光が
燦々と降り注いでいます。
冬の間はリビングの北側奥まで陽が差し込みますが、
夏は庇が直射を防いでくれると思います。
リビングのサッシはスチールの特注品。高さ2.85mあります。
周辺の住まいからLDKを見えにくい配置にしたので、
とても開放的な空間になっています。














































そしてこのリビングダイニングと水回りをつなぐのが
大きな天窓が連なるインナーテラス。
内と外を曖昧にした空間にして
水回りへの往来をリセットする空間にしてあります。
ホテルのような水回りを美しく演出するためには
非日常的なこのインナーテラスが必要だったのです。

































朝から夕刻までどこかのスペースに陽が差し込み
空間に表情を作り出します。

心の中でカリフォルニアのような風景を作りたかったのかも。
意識はしておりませんがミッドセンチュリーぽい
雰囲気があるかもしれません。
ご主人はそう感じておられるようです。

部屋内は一部を除いて天井、壁共マットな塗装仕上げですが
白ベースに少しだけ紫色を混ぜてあり、
太陽が直射する部分は白色ですが、陰になる部分は
薄らとパープル色が現れます。
リビングの壁の一部とガラス張りの洗面の一面にも
青紫色(グレイッシュパープル)を使ってあり、
3m×1.4mあるキッチンの面材色と呼応するように
設えてあります。

とても楽しい仕事でした。


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