2014年12月1日月曜日

心地よい空間



京都で完成間際のお住まいに続いて、
次は北摂にて工事中の「削ぎ取られた風景」が
12月3日竣工検査を迎えます。
まだ外構工事などは残っていますが、
12月20日頃にはすべてが完成する予定です。

現場は完了検査に向けて最終の設備機器取り付け、
火災報知機など弱電設備の調整等が行なわれています。
この住まいも一年近く工事を進めてきましたが、
その工期の半分近くは高さ4mにもなる擁壁工事でした。
クライアントの方から「大掛かりな施工ですねえ、
ここまでしなければならない工事とは想像していなかった」と
言わしめるほど大変でした。
出来上がってみると何事も無かったかのように
見えてしまうのが不思議です。

インナーテラスには大型の天窓が4台設置されています。
テラスには燦々と光が溢れ、空の青さが目に沁みます。
ここはリビングダイニングとラバトリー・岩盤浴スペース等の
緩衝地帯となっており、母屋のダイニングからも扉を全開にすると
庭の端部まで見えるように計画されています。














キッチン側からみたインナーテラス方向。
ラバトリーは全面ガラス張りです。
リビングから丸見えのラバトリーになってます。
その右奥が岩盤浴スペースと浴室。
左側奥がトイレットになってます。
出来るだけラグジュアリーホテルの
水廻りをイメージして計画しています。
洗面カウンター辺りはちょっと遊び心を。。。
仕上がるまで内緒にしておきましょう。














非日常的空間をコンセプトにしているので、
その趣旨に沿ったダイニングキッチン。
スチールの特注サッシのおかげで、
冬の太陽光がかなり奥まで延びてきます。
天井高が2,850㎜、サッシも2,850㎜あり、
開放感一杯です。
床暖房も階段、物入れ以外はすべて敷設されていて
快適な暮らしを実現出来そうです。














キッチンからリビング側。
幅3m程のスクリーンが黒いボックスから降りてきて
ホームシアターに変身させることになってます。
分電盤や弱電の機器類も家具の中に収納するように
計画してあり、空間をスッキリ見せるように配慮されてます。














南東から南西に面して大型のスチールサッシがセットされています。
人の大きさとサッシの高さを見比べてもらえば一目瞭然。
このサッシのアウトドア側は幅広のデッキが取り付けられますが
雨樋を見せたく無かったので、ちょっとした細工をしてあります。
回廊のようにデッキが建物を取り囲みます。


















階段室上部の天窓。ミニマムな構成です。
美しい光と空間にゆとりを持たせるための装置。
キッチンパネルの色に合わせ、
壁の塗装色にほんの少しだけパープルを混ぜてあります。
昼間、陰影のある場所にはそのパープルが薄っすら浮かび上がります。


















玄関へと続く階段手摺り。まだ塗装はしてません。
手摺りの端部は実は既製品のカーテンレールヘッドを
合体させたもの。
全体的に直線構成の住まいの中に、この部分のみ曲線を入れました。
玄関を開けた瞬間真っ白な空間が飛び込んでくるのですが
そこに何かほっとするディテールが欲しかったので。。。


















このお住まいは昼間もとても美しいのですが
私は照明が点灯される暮れなずむ頃から、
夜にかけてが一番美しいはずと想像しています。

それをご覧いただけるにはもう少し時間が必要なようです。

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